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ニンテンドウパワー 公式遊び方BOOK(任天堂) [書籍]

祝・3DS発売。
というわけで今回は
10年ほど前の任天堂の斬新な試みを
取り上げようと思います。

ディスクシステムの流れをくみ
バーチャルコンソールの礎を築いた
ニンテンドウパワー。

スーパーファミコンのソフトを
ローソンの端末を利用して書き換えるというサービスでした。

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(左は通常カートリッジ。中はプリライト版。右は数タイトルが出た書き換え不可能なパッケージ版)

これは今までのスーファミソフトとは異なり書き換え可能な構造の
SFメモリカセット(3980円)を購入し
(既に持っている場合は持参して)、
ローソンにある端末ロッピーを使って書き換えるソフトを選び、
そこから排出された伝票とカートリッジと代金を持って行くと
店員さんがレジの向こうで書き換えてくれるというものでした。

np9.JPG
(プリライト版の中身。通常版だとカートリッジのみ)

1997年から2002年まではローソン(例外あり)で、
それ以降は任天堂に直接送って書き換えてもらうだけとなり
2007年をもってサービスが終了しました。

np11.jpg
(毎月更新されるロッピーのパンフレット)

ロッピーの什器には開始当初からゲームボーイ用と思われる空間があり
いつ開始されるのだろうと心待ちにしていましたが、
そちらは2000年の開始となりました。
同発ならもう少し良いスタートダッシュがきれたのではないかと
残念に思います。

np10.JPG
(ゲームボーイ用書き換えカセット。2500円)

まあ
時代が(ニンテンドウ64・プレイステーション・セガサターンなどの)
次世代機に移行していたことや、
ゲーム店やゲーム売り場ではなくコンビニでの営業ゆえ
タイトルや書き換え機の操作に詳しくない店員が多く、
書き換えてもらうのにいちいちストレスがたまる事が多かった事も
ふるわなかった原因だとは思いますけどね・・・。

np12.jpg
(2000年11月時のゲームボーイラインナップ)

np13.jpg
(同じ月のスーパーファミコンラインナップ)


ニンテンドウパワーの概要について語ってきましたが
ようやく本題に入ります。

np2.JPG
(サービス開始当初に書き換えカセットを買うと貰えた0号)

書き換えサービスということで
取扱説明書が無かったニンテンドウパワーでは、
サービス開始当初に
公式遊び方BOOK Vol.0がカートリッジ購入者にプレゼントされ、
それが全タイトルの説明書となっていました。

np4.jpg
(かつての任天堂ハードではおなじみだった説明漫画)

最初の方のページではサービスを説明する漫画などがありますけれど、
後は何と全部がゲームの説明書です。
内容は当時の取説を新たに編集したものとなっていました。

np5.JPG
(こんな感じ)

この遊び方ブックは
のちに有料(380円)の第一号も出て
(0号より厚いが重複が多い)、
このまま続いていくのかと思いきや
それっきりで終わってしまいました。

np.JPG
(第一号で最終号)

じゃあ説明書はどうなるの?ということで
それから後は遊び方シートという一枚の紙を
初期には無料配布、
途中からは有償配布という形でフォローされました。
ディスクシステムと同じ方式になったとも言えます。

なお
任天堂直送のみになった時期には
サイトにて遊び方シートのPDFファイルが自由にダウンロードできたのですが、
それもサービス終了に伴い削除されてしまったのでした。
個人的にはウィザードリィを書き換えてもらうのだったと
ちょっと後悔しております。

np14.jpg
(タイトルごとに購入する遊び方シート。初期は片面だったがこの時期になると両面に。裏は月影村の怪物)

というわけで
振り返ってみても
商業的には失敗だったとしか言いようのない
ニンテンドウパワーですけれど、
かつての3Dシステムやバーチャルボーイが
現在の3DSへとつながっていったように、
このニンテンドウパワーで得られたノウハウも
バーチャルコンソールやウェアへと活かされたと考えると
なんだか不思議な気持ちになるのです。

np7.JPG
(初のオリジナルタイトル、平成 新・鬼ヶ島)

※画像は(c)任天堂

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コメント 14

kabejima

遂に発売されましたね3DS!!

ニンテンドーパワーにしろディスクライターにしろ
サテラビューにしろ64DDにしろ・・・任天堂は
常にネットワークとコンシューマー機の架け橋を
模索してきていて、今でこそ当たり前ですが
パッケージレス販売って当時のユーザーからは
常にやや距離を置かれていた印象があります。
まあ私も未だにDL購入とパッケージ販売とでは
箱説ありの方を選んでしまいがちですが・・・。

それにしても当時の資料がよくこれだけ残っている
ものだと感心してしまいました。公式遊び方BOOK
なんて物が出ていたこと自体、知りませんでしたよ。
確かこのころ既にPSやSSが登場してましたから、
時代を先取りと言いつつ機運を逃してるんですかね。
今はいい時代ですよね。
by kabejima (2011-03-01 22:08) 

setakemura

こんにちは。
このサービス、懐かしいです。
サービス開始のキャンペーンで、
書き換え用のカラのカセットを懸賞で当てて、
安く遊べると喜んだ記憶があります。
後々、トラキアを書き込んで消せなくなり、
新たに購入したカラのカセットにWizを入れてしまって、
また消せなくなり・・・といった具合で、
最終的には結構散財してしまいました。
by setakemura (2011-03-02 10:44) 

宵乃

ほんと懐かしい~、ディスクシステムとGBの書き換えは使ってました。スーファミ版「メタルスレイダーグローリー」はこの書き換えで出てたんですね。知らなかったです!

それにしても「公式遊び方BOOK」なんてものがあったんですか~。面白そうです。
箱説なしで買うことも多かったからなぁ(笑)
by 宵乃 (2011-03-02 14:05) 

どらお

kabejimaさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
そうなんですよね。
ネットが全く普及してない頃からディスクライターをやっていたのは
本当に凄いことだと思います。
ソフト販売だけなら
PCソフトのタケルなんてのもありましたけど
ディスクシステムは大会までやってましたからね~。
それからDL購入は
パッケージを持つことで所有欲やコレクション欲が満たされる場合
敷居が高いままかも知れませんけれど、
レコードやCDを経て配信中心になりつつある音楽を見ていると、
価格次第によっては逆転は案外かんたんに成し得るのではないかと思えてきます。
これまで世話になってきた販売店との兼ね合いもあるので
(PSPgoでの反発が記憶に新しい)
当分はこのままでしょうけどね。
あと
資料はですね、
ロッピーのはたまたま挟んであったのですが
後は保存してありました。
いつものように
いつか遊ぶだろう・・・ということで。
しかし考えてみると
アイディアは新しいけどコンテンツは古かったんですよね。
特に当時はポリゴンなんかが出てきて
古いの(2D)は駄目みたいな風潮までありましたし。
再評価されるようになって良かったです。
by どらお (2011-03-02 20:23) 

どらお

setakemuraさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
カセットが当たったことも
WIZをプレイされてることもうらやましいです。
鬼ヶ島の時なんて
二本白カセットを買って書き換え代がこれまた二つで
えらい金がかかったという思い出があります。
後から出た製品版鬼ヶ島がワゴンで(980円で)あるのを見る度
悲しい気分でした(笑)。
それから
上書きするのに気が引けるのはありましたね。
自分は「はじまりの森」とか結局消せず、
やはりSFメモリカセットを買い足す羽目になってました。
今頃のウェアと違って
上書きされるとそれっきりというのが
何かもったいない気分にさせる(書き換えが進まない)
一因だったのかも知れません。
by どらお (2011-03-02 20:29) 

どらお

宵乃さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
GBも使われてたんですね。
自分はバルーンファイトGBやらを書き込んだカートリッジを
友人に貸したら無くされてしまいそれっきり、
画像の箱は箱だけという有様です(汗)。
メタルスレイダーグローリーは
買うだけで満足してしまうといういつもの法則で
遊んだら宵乃さんやケンさんのブログに書き込もう・・・と
いつも思っております。
ちなみに
この遊び方BOOKは雑誌棚に置いてあったのですが
おっしゃるとおり
箱無しで買ったソフトの取説にも使えます。
なので
中古は裸ソフトが多いGBタイトルの場合
今から取説集なんてのを出しても需要がありそうなのですが・・・
権利関係が一層ややこしくなってて無理でしょうね。
by どらお (2011-03-02 20:34) 

犬塚ケン

こんばんは。

ボクはライトゲーマーだったので、ディスクシステムもNPも無縁でした。
どらおさんはパッケージにこだわりがありそうですけど、
記事やコメントを拝見すると、配信に好意的みたいですね。
保管場所で苦労されてるせいかな(笑)。
「ゲーム配信」にまつわるマニアックなイメージを、どうにかしたいものです。
2DマリオかDQの新作を配信限定にするしかない?

公式遊び方BOOKは、何ページくらいある物なんでしょうか?
資料としても役立ちそうですし、
読み物としても相当楽しめそうですね。
by 犬塚ケン (2011-03-03 01:52) 

どらお

犬塚ケンさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
パッケージにこだわり、ありましたね~。
紙箱時代はヨレヨレにならないよう並べてました(汗)。
中古も綺麗じゃないと買いたくなかったり(笑)。
それから
配信はですね、
おっしゃっているような居住空間確保に加えて
ロードやソフト入れ替えのストレス軽減という意味でも
好意的に受け止めております。
ただ
販売店で並んでるのを見たり
そこから掘り出し物を見つけたりするのも好きなので、
うまい妥協点はないんだろうか・・・と気をもんでおります。

それから遊び方BOOKについてですが
作品ガイドというかアドバイス的なものが追加されており
ゲーマーなら読み物としても楽しめると思います。
遊んだつもりで感想文すら書けるような(おい)。
ちなみに遊び方シートの方は
残念ながらただの説明書でした・・・。
by どらお (2011-03-03 18:40) 

甘茶

おはようございます。

ありましたね、こんなシステム。
当方は経験しなかったのですが、書き換えをコンビニで
という発想はユニークで良かったと思います。

運営する上で店員さんのスキルに問題があったとか
あと時代的にスーパーファミコンが左前な時期に
来ていたという事などで、知らぬ間に目の前から
消えてしまっていたという印象です。

ネットで配信するという現代からは想像が付きませんが
時代を象徴するアイテムであったのでしょうね。
by 甘茶 (2011-03-04 07:17) 

どらお

甘茶さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
一応全都道府県にあるというローソンですけれど、
近所にある人ばかりではもちろん無いので
知ってたけど見たことがないという人が
結構居るんじゃないかと思われるサービスでした。
まあ他の大手コンビニでも出来たら
普及したのかと言われるとかなり怪しいのですが・・・。

おっしゃるように消えてしまったのですけれど、
ローソンから消えてもさらに5年継続したというのは
さすが任天堂と思えるところであります。
by どらお (2011-03-04 22:01) 

おかもろ(再)

私もこの記事を読んで「ソフトベンダーTAKERU」を思い出しました。当時はケースも無いようなソフトはコピーものっぽく感じていたので、TAKERUでしか手に入らないものしか買っていませんでした(「アスピックスペシャル」とか「セレクテッド・ソーサリアン」とか)。ダウンロード販売が相当の割合を占める現在ではどうでもいいこだわりなのでしょう。
こういった販売方法の主目的はコストダウンや在庫の過不足の解消といった点にあったと思いますが、終着点のダウンロード販売に至るまでの企業の模索が垣間見えて面白いです。
by おかもろ(再) (2011-03-05 22:57) 

どらお

おかもろ(再)さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
自分も新し物好きの血が騒いで
TAKERUでソフトを買ったことがありますけれど、
説明書がペラペラのコピー紙だったことに落胆し
一本か二本しか買わなかった覚えがあります。
ただ何を買ったのかは全く覚えておりません(汗)。
考えてみたらパッケージソフトですら
ペラペラのコピー紙(をホチキスでとめただけの物)が説明書なんて事が
当たり前のようにある時代だったんだけど・・・。
箱のカラー表紙の有無も重要だったのかも。

それにしても
ダウンロード販売を早くから模索してきた任天堂が
現在やや後れを取っている感があるのは
コア層じゃないユーザが多いからとはいえ
何だか気の毒に思います。
by どらお (2011-03-06 18:44) 

通りすがりの旅人

ちなみに「平成 新・鬼ヶ島」は実はオリジナルタイトルではなく、サテラビューで配信された「BS 新・鬼ヶ島」の焼き直しなんですよねー。一部サウンドリンク関係で音声で説明されてた事が文章になってるとか、表現上の修正が入った以外はそのままなんですよ。動画サイトとかにも動画があるので確認してみて頂けるといいかもしれません。
by 通りすがりの旅人 (2012-01-11 21:14) 

どらお

通りすがりの旅人さん、コメントありがとうございます。
なるほど、そうだったんですね。
サテラビューでは音声でやってたことを文章で補うというやり方が出来ていたのなら
「ファミ探・雪に消えた過去」も出してくれたら良かったのにと思ってしまいますけれど、
時計連動なのがネックだったのかしら・・・。
あとスクウェアのオリジナル作品なんかも
遊んでみたかっただけに残念です。
by どらお (2012-01-12 10:03) 

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