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ツキビト(SNKプレイモア) [ニンテンドーDS]

神社にある松の木で首をくくるため
自前の縄持参でやってきた主人公(中学生女子)が
どこかにいってしまった踏み台を探しているうちに
松の木にひっかけていた縄には別の男の子がぶら下がっていた・・・という
衝撃的なオープニングのこの作品。

人それぞれに付いているツキビト(精霊や守護霊みたいな)にまつわる事件を
解いていくアドベンチャーゲームです。

tuki1.JPG
(主人公。変更可な初期名はキョーコ)

神社の神様が憑依した前述の少年の手で
顔まで隠れるようなロングヘアーをバッサリ切られたことによって
悪い憑きものの落ちた主人公が、
その神様からの頼みで
記憶喪失(言語まで不明瞭)になってしまっている少年と
神社の絵馬に書かれた困りごとを解決していく
と同時に少年の記憶を取り戻すべく手がかりを探すというのが
基本ストーリーで、
後の方では謎の秘密結社とのかかわりがメインとなっていきます。

tuki2.JPG
(主人公と少年。上画面に下人物のツキビトが見える。中には居ない人も)

アドベンチャーゲームに付きものの場所移動は
双六のような地図上を
ひとマスずつ進んでいくというものであり、
人によってはまだるっこしく感じてしまうかも知れません。
ただ
雰囲気には合っていたように思います。

tuki5.JPG
(マップ画面)

移動先にはたいてい街の住人が居り、
彼らと会話することで
手がかりを得たり
会話によって彼らから出てくる感情の玉
(喜怒哀楽などの色があって会話内容と一致しない場合もあり本音と思われる)
を主人公のツキビト(ココロウツルシ)が食べたりするのですけれど、
ファンシーな見た目に反して
いい人ばかりじゃ全然ないです。
その辺が逆にリアル感を醸し出しているというか何というか・・・。

tuki6.JPG
(個人的お気に入りの女子高生三人組)

ゲームの目的とも言える
困りごとの解決手段は二つほどあり、
ツキビト絡みの場合はツキビト舞踏という
タイミングゲーム(音ゲーではない)。
その他の場合はコトノハバトルという
文章並べ替えミニゲームでして、
両方とも詰まるような難易度ではありません。
なのでアドベンチャーを遊ぶ気で
問題ないと思います。

tuki4.JPG
(ツキビト舞踏)

主人公がいきなり死のうとしているオープニングをはじめ
その後もいちいちチェックしてしまうケータイ裏サイト、
言ってることと思ってることにギャップのある登場人物など
ネガティブな気分にさせる要素が目に付いてしまう作品なのですけれど、
キャラクターやツキビト、背景に至るまで
何か懐かしさを覚えるような優しいデザイン、
雰囲気にあった柔らかい音楽、
パッと見は嫌な奴に見えても
本当のところどうしようもない人間はほとんど見あたらない事など
よくよく見ると温かさを感じられるゲームなんじゃないかなと思いました。


tuki7.JPG
(見た目からして何だか怖い裏サイト)

というわけで
テキストも「神社の茂みに腐ったアレな本が落ちてる」とか
なかなかにオジンくさかったり(なのでおじさんには面白い)、
一気に遊ぶと数時間で終わるボリューム、
周回プレイの特典が無い、
自分としては余韻も残って悪くないと思うけれども
大団円には程遠いエンディングなどなど、
年齢制限(12才~)以上に大人(おじさん・おばさんゲーマー)向けのゲームだなぁ・・・
と思える作品です。
キャラクターデザインがモンスタースープだから(可愛いから)・・・
みたいな買い方をされると残念な感想になるかも知れませんよ。

tuki3.JPG
(主人公の親友、サキ。中学生とは思えないお姿)


ツキビト(特典無し)

ツキビト(特典無し)

  • 出版社/メーカー: SNKプレイモア
  • メディア: Video Game



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タグ:ツキビト
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おかもろ(再)

何とも異様なゲームですね。SNKプレイモアはNEOGEO関連では男臭いラインナップで攻めていますが、DSでは「どきどき魔女神判!」等いろいろギリギリの線を狙ってきますね。この作品にしても強烈な毒を感じますが、見た目とのギャップもあって妙に気になります。
by おかもろ(再) (2011-01-29 19:51) 

どらお

おかもろ(再)さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
ホント異様ですよね(汗)。
言い換えれば
作家性を前面に出せるくらい
DSが国民機になったという事なのかも知れません。
それから
「どき魔女(略称)」は何というかすごかったですね。
男のクリエーターなら誰でも思いつきそうなネタだけど
任天堂ハードの基準やら客層やらを考慮して
オマケ的な要素としがちなものを
臆面もなくそれが一番の売りという商品にしてしまった辺り
あれはあれですごく男らしかったんじゃないかなと思います。
なお両者の比較では
あちらはレトロPC18禁ゲームのような脳天気風味のテキストで
危なさがずいぶん緩和されていましたので、
ギリギリ度で言えばこちらかな・・・。
by どらお (2011-01-29 21:31) 

湯沢原

見た目と裏腹に、深く面白そうなゲームですね!
DSは時々こういうよくわかんないエネルギーを持ったゲームがあって
FC時代の混沌さを彷彿とさせます。
世代的にもその辺のクリエイターの作品なんでしょうね。

企画があって、それに最後まで付き合ってくれるスタッフが居て
メーカーもそれを良しとして、それで世に出てくる訳ですから
ギリギリであれば尚更、逆にゲームとしての出来が
保障されてると言えるかもしれません。

見かけたら買ってみたいところです!
by 湯沢原 (2011-01-29 23:27) 

犬塚ケン

こんばんは。

ADV好きとしては、このゲームは気になってたんですけど、
なんだか取っつきにくさを感じて、スルーしちゃいました。
ただどらおさんの記事を読んで、
アクの強さも個性としてまとまってるのかなと思い、興味が出ました。

無限航路と同様、いずれ挑戦したいです。
by 犬塚ケン (2011-01-29 23:49) 

甘茶

こんにちは。

オープニングの異様さといい、ゲーム内容といい
ニンテンドーDSらしくない雰囲気のゲームですね。
自殺(未遂)から始まるゲームは、ホラー以外では
珍しいと思います。

ただこのじんわり温かい絵でその雰囲気を良い方に
昇華している印象ですね。
ツキビトの絵も可愛いです。

SNKプレイモアは、確かに『どき魔女』も
出していました(笑)。
チャレンジャブルなゲームは今後も期待したいです。
ニンテンドーDSは、その意味では製作に向いているのでしょうね。
by 甘茶 (2011-01-30 12:30) 

どらお

湯沢原さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
DSがあそこまで普及しているからこそ
いろんなゲームが出てくるんでしょうね。
個人的お気に入りジャンルの
(脳トレから連なる)能力開発系ゲームは
ファミコン時代にはほとんど無かった(マインドシーカーくらい?)ので
変なのが一杯な現状に喜んでおります。
ちなみに
この作品の話を作った方は
初期メガテンで設定などをされていたようです。
残念ながら
売り上げや世間での評判という意味では
今ひとつに終わってしまった作品ですけれど、
個人的には
とても息の合った仕事に感じられて好印象でした。
by どらお (2011-01-30 21:41) 

どらお

犬塚ケンさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
個性の強い作品って
それが鼻についたりすることも多いですし、
ちょっと敷居が高いかも知れないですね。
いや、
本作の敷居はむしろ
主人公が微妙な年頃の女の子であることや
雰囲気がポップでキッチュな所かしら・・・。

無限航路は長丁場ゆえ
腰を据えて遊ぶ必要がありますけれど、
こちらは
ボリュームが少ないという文句をやたら見かけるくらい(汗)
サラッと遊べますよ~
by どらお (2011-01-30 21:49) 

どらお

甘茶さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
一般的に任天堂ハードが持たれるイメージからは
遠いですが、
サードのメーカーって
ファミコンの頃から結構好き勝手をやっていたので
その延長のような気もします。
なお
自分としては結構気に入った作品なのですけれど、
否定的な感想をよく見かけますし
「良い方に昇華」とまでは行ってないのかも知れないです。
あと
DSのソフトにチャレンジャブルなものが多いのは
ゲーム制作にお金がかかりすぎて
DS以外(のハイスペックハード)では好きなように作れない
でもアプリじゃないゲームを作りたい
というのが真相のように思います。
なので3DSが基準になれば
国内の中小メーカーは更に減るんじゃないかと心配しております。

by どらお (2011-01-30 21:59) 

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